初の全国大会出場を果たした金ケ崎第一FCは、1回戦、宮崎代表の「宮崎東サッカースポーツ少年団」と対戦。初戦の前半、少し硬さの見えた金ケ崎第一FCは、相手に先行を許し、いつものゲームができないでいたが、後半動きが活発になり、追いつ追われつの目まぐるしい展開となった。善戦したが4対5で惜敗。
2戦目、北海道代表の「アレアレアFC」と対戦。最初から「金ケ崎第一FC」らしい伸び伸びした動きが見られた。私たちも応援に力が入り、横断幕をかざしながら大声を張り上げて「金ヶ崎頑張れ!」と声援。その瞬間立て続けに2本のシュートが決まり、思わず手を取り合って大喜び。結果5対2で快勝。翌日の決勝進出に期待をかけた。
2日目、決勝進出をかけた大事な1戦の相手は、群馬県代表「前橋エコークラブ」。この日は応援にも力が入り、横断幕にさらに「在京金ケ崎人会旗」を加えて応援。金ケ崎から来た保護者の皆さんと一緒になって声援する。選手たちは、昨日の試合よりも余裕があるように見えた。ドリブルやパスを失敗しても、必ず後ろで味方がカバーして取り返す。隙きがあれば、小技を駆使して、みんなでゴールを奪う理想的な展開であった。またロングシュートを効果的に使い、強弱を使い分けた攻撃で相手を翻弄した。結果5対3と勝利し、Iグループ1位、勝ち点4で見事決勝進出を果たした!
17時から始まった決勝戦の第一試合の相手は、Jリーグで活躍している「べカルタ仙台」のジュニアチーム。一方、「金ケ崎第一FC」は近隣の市町村の出身者もいるチームである。しかし、どこと戦っても物怖じしない。前半1点を先取、試合を有利に進めた。後半、激しいボールの奪い合いの中で、相手のエース9番を徹底マークし、優勢に進めていたが、相手にゴールを許し同点に持ち込まれた。その後も互角の戦い
が続いたが、ゴール際の一瞬の隙を突かれ先行されてしまった。結果3対4で惜しくも敗れた。
Jリーグクラブのジュニアチームに対し、近隣の児童をいれて編成されたチームがここまで勝ち残るのは、並大抵のことではない。新年早々、私たちに大きな勇気と感動を与えていただいた金ケ崎第一FCの健闘に、心からありがとうと言いたい。