金ケ崎町出身者を訪ねて   

=小野寺 真也さん(東京地方裁判所 判事)を表敬訪問=

 髙橋由一町長には日頃より、首都圏の金ケ崎町出身者の動静を教えて頂くなど、在京会の活動の活性化や会員の拡充に一方ならぬご協力を頂いている。

 先に紹介頂いていた、東京在住で裁判官として活躍されている小野寺真也さんに、公務ご多忙の中時間を割いて頂き、昨年師走の小雨降る日、矢郷会長と私の表敬訪問が実現しました。

 小野寺さんは西根本町のご出身で、東京大学法学部卒業後司法試験に合格、裁判官に任官。東京地方裁判所を皮切りに、釧路地方裁判所帯広支部、最高裁判所事務総局などを経て、現在東京地方裁判所民事第8部の判事として活躍されている。お会いした印象は、とても穏やかな雰囲気の紳士とお見受けした。

 水沢高校ご出身とのことで、矢郷会長とは同窓。昼食をとりながらの面談でしたが、打ち解けた会話が弾みました。「金ケ崎の実家を連絡先にしているので、同級会などの連絡には困らないし、新幹線で行き来できるので、帰省するのも苦にならず、地元で友人に会うこともできる。在京会の存在や必要性の認識は今まで殆どなかった。」と、今の若い方々の「ふるさと」との関わり方を垣間見る話も。

 在京会は今年創立30周年の節目の年を迎え、記念事業として町の花「さつき」を在京会と金ケ崎町の絆と位置づけ、その植栽事業の一助として「さつき植栽基金」の募金活動をしていること、植栽事業は今年の町制施行60周年記念の町の事業に組み入れて頂き、共同事業として実施されるよう取り組んでいることをお話した。小野寺さんからは、帯広在勤時代ご長男が誕生した時、市内の公園に「梅の苗木」を植樹したこと(当時帯広市では、子供が誕生した時、記念として無料で植樹できる活動が行われていたと云う)、今でも帯広を訪ね、家族で植えた「梅の木」を見守っているとのこと。「さつきの植樹も、私たちのように将来家族で記念になるような、取り組みになるといいですね。」と、在京会の記念事業の取り組みに温かい励ましを頂いた。

 あっという間の時間でした。今後在京会への参画やアドバイスなどをお願いし、また金ケ崎町出身者として、小野寺真也さんの法曹界でのますますのご活躍を祈念しつつ霞ヶ関を後にした。

 

                     (幹事長 阿部 敬 記)